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代表あいさつ
出会い — これが私の一番好きな言葉です。
当社サイトをご覧いただきありがとうございます。代表の髙橋重範と申します。
株式会社エスティーは1985年に創業し、日本の技術で中国無錫市の自社工場から、広く皆さまに靴下製品をお届けしております。
私は創業以前にも長く日本国内の靴下製造に携わってきました。当時はもちろん国内生産が主流でしたが、多くの企業でアジア地域への工場移転が計画され始めた時期でもありました。まだ海外進出のノウハウなども確立されていない時代で、私が交渉を担当した海外での委託製造は試行錯誤の連続でした。中国はまだ文化大革命の直後で、商社として交渉しながら、私はこのままオフィスでの表面的な交渉だけではお互いに信頼を得ることは難しいと感じていました。そして、やはり自分が実際に中国現地の工場に行くべきだと考えるに至り、渡航して仕事場でお互いに顔を見て話し、現場で日本の知識や技術の指導を積み重ねるうちに、現場との距離が縮まり相互の信頼を築くことができるようになりました。言葉は違っても「ものづくりの心」を直接見せていくこと、それが一番の道だったのです。
当時の仕事で出会った中国の人々とは、その後も長く独立を経た現在までお互いに大切な仕事仲間となっています。
この人間同士の絆があってこそ、日本の技術を中国での製造にしっかりと活かし、国内と変わらぬ品質を生み出すことが可能になりました。2005年には中国無錫市に自社工場を開設し、より高品質・高機能な自社オリジナル靴下製品の開発にも力を入れております。
出会い — これが私の一番好きな言葉です。仕事上でも私生活においても、人と人との出会いに勝る宝はありません。そして、その「出会い」を生かし、長く大切に育てることこそが、当社がお客さまに最高品質の靴下製品をお届けできる秘訣であると考えています。
昨今の市場は価格優先で品質が二の次にされてしまう向きがあり、少なからず残念に感じておりますが、株式会社エスティーは時代に左右されることなく、品質へのこだわりを貫き、国境を越えたものづくり職人の絆で生み出す最高の靴下を皆さまにお届けできるよう邁進していきたいと考えております。 どうぞこれからも長く変わらぬご厚情を賜りますようお願い申し上げます